ミスを引きずる選手へ|元GKのメンタルコーチが伝えたい立て直し方
- mentalcoachtanaka
- 6月7日
- 読了時間: 5分
ミスが、そのまま失点になる場所で
サッカーのゴールキーパーというポジションはミスがそのまま失点に直結します。
たった一つのプレーが勝敗を分けてしまう。
選手は常にそのプレッシャーと闘いながら、ピッチに立ち続けています。
あなたのお子さんは今、どんなプレーをピッチで表現していますか。
・ミスに怯えて反応が鈍く、動きが遅い
・失点したくない一心で消極的なプレーになってしまう
・本来の力を出せず、のびのびプレーできていない
もし思い当たることがあるなら、それはお子さんの能力の問題ではありません。
心の状態が体の動きにブレーキをかけている。
ただ、それだけのことなんです。
今日はその仕組みとどう接して立て直していけばいいのかを伝えられたらなと思います。

「メンタルが弱い」の正体
少しだけ、私自身の話をさせてください。
私は現役時代、何度も言われてきました。
「お前はメンタルが弱い!」
たくさん練習してきたはずなのに、試合になると自信がなくなってしまう。
一度ミスをすると、さらに失敗を重ねてしまう。
原因も分からないし、相談できる相手もいませんでした。
当時はメンタルコーチという存在すら知らなかったし、まだ普及もしていなかった。
根性論が色濃く残っていた時代です。
「強い気持ちを持てば、ミスをしない。」
そう信じて、強い気持ちで挑んでいるのになぜか上手くいかない。
そのたびに私は心の中でこうつぶやいていました。

「俺はメンタルが弱いんだ…」
これがまさに、悪循環の入り口でした。
ここで一つ知ってほしい言葉があります。
セルフトーク(自分自身に対して頭の中でかけている言葉のこと)。
人は一日に何万回も、無意識に自分へ語りかけていると言われています。
「俺はダメだまたミスするかも…」
そんな否定的なセルフトークを繰り返すと、体は自然とこわばり、動きが固くなる。
そしてまたミスをして、さらに自分を責める。
抜け出せないループが、こうして出来上がっていくんですね。
当時、私はそれが悪循環だとも知らずにいました。

立て直しのために、できること
では、どうすればこのループから抜け出せるのか。
私自身の経験から大切だと感じた3つをお伝えします。
選手本人はもちろん、お子さんを支える保護者の方にも役立つ視点です。
① 完璧じゃない自分を、受け入れる
当時の私に本当に必要だったのは自分を強く見せることでも、完璧にプレーすることでもありませんでした。
そんなプライドの高い自分を、まず認めてあげる。
そして、自分は完璧ではないと受け入れる。
ミスは誰でもする。
それを前提にできた瞬間、心はふっと軽くなります。
保護者の方であれば、ミスを責めるのではなく、こんな声かけが力になります。
「ナイスチャレンジ!よく前に出たね。」
結果だけでなく、挑戦そのものを認めてあげてください。
② 出来事の「捉え方」を変える
同じミスをしても、そこからの捉え方は人によって違います。
「もう終わりだ。」と落ち込むのか。
次に活かせる学びだと考えるのか。
出来事そのものは変えられなくても、その捉え方は自分で選べます。
心理学ではこれをリフレーミング(同じ出来事を別の枠組みで捉え直すこと)と呼びます。
失点した。
だからダメだ、ではなく。
あの場面の準備が足りなかった、次はこうしよう。
そう捉え直せたとき、ミスは成長の材料に変わります。
目の前の結果に一喜一憂するのではなく、自分の成長に目を向ける。
これが立て直しの土台になります!

③ セルフイメージを、整える
最後にいちばん根っこの部分です。
セルフイメージ(自分は本来こういう選手だ、という自分への思い込み)。
ここが変わると、流れが大きく変わります。
「自分はミスに動じない選手だ!」
そう思えるようになると、セルフトークがポジティブに変わる。
セルフトークが変われば、体が動く。
体が動けば、成長につながるプレーに集中できる。
つまり、こういう良い流れが生まれます。
・セルフイメージが整う
・前向きなセルフトークになる
・体がのびのび動く・プレーに集中できる
あの頃の悪循環とはまったく逆の好循環。
入り口は自分へのたった一言を変えることなんです。

一人で抱え込まなくていい
ミスを引きずってしまうのは、心が弱いからではありません。
その仕組みをまだ知らないだけ。
かつての私がそうだったように、原因が分からず一人で抱え込んでいる選手や保護者の方は、本当に多いと感じています。
でも今は、メンタルは鍛え方も整え方もある時代。
正しく向き合えば、誰でも少しずつ変わっていけます!
私のセッションでは、選手一人ひとりのセルフイメージやセルフトークを一緒に見つめ直し、のびのびプレーできる心の状態づくりをサポートしています。
お子さんへの接し方に悩む保護者の方のご相談も大歓迎です。
長崎を中心に、オンラインでも対応しています。
あの頃の私のように苦しんでいる選手の力になれたら、これ以上嬉しいことはありません!!
まずはお気軽にご連絡くださいね。




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